2006年7月アーカイブ

沖縄病患者による、軽症から重症までの沖縄病患者のための、沖縄の本、といっていいのかな。 下川裕治さんは、「タイ病」か「カンボジア病」かと思っていたが、どうも「南国病」らしい。 下川裕治さんや篠原 章さんなどの沖縄もこよなく愛する人たちによるアンソロジーである。

構成は

第1章 沖縄ミステリーワールド
第2章 沖縄暮らし
第3章 オバァという宇宙
第4章 那覇・コザ二都物語
第5章 島酒に酔いしれる
第6章 沖縄B級料理指南&大衆食堂の考察
第7章 音の島、歌の島
第8章 私的ウチナーグチ辞典
第9章 沖縄~昨日・今日・明日

の9章立て。

このほかにも、あれこれとPhotoやTipsのようなものは、散りばめられているので、沖縄好きにはたまらないんだろうなーと思う。


残念ながら、私の場合、沖縄は十数年前に一回行ったことがあるだけで、沖縄病患者とは言い難い。
しかも、その時も雨男の才能を十分に発揮して、沖縄民族村の見物をしていた最中に大雨。
それでも構わずにハブとマングースの闘いを見ている最中に後ろの土が崩れ落ちてきて、連れが階段席を転げ落ちてハブにぶつかりそうになる。


どうにか、出口に着いたら、外はごうごうと水が流れていて、レンタカーが冠水の危機・・・といった具合であった。

でもまあ、ソーキそばとかラフテーとか泡盛とか、しっかり食していたのだから、「沖縄嫌い」というわけではない。むしろ、ほのかに「沖縄」の恋心を寄せるってな風情かな。

でも、周りを見ても「沖縄嫌い」っていうのは、あんまり見かけないような気がして、ここらが「沖縄」の徳のなせる業なのだろう。。

毎度おなじみの下川裕治さんの旅本だが、今回は珍しくアジアやタイといった地域をネタにしたものではなく、「交通機関」しかも「バス」をネタにした旅本を見つけた。
(ちょっと刊行は古いのでリサイクル・ショップあたりでないと見つからないかもしれないが・・・)

なぜ、「バス」なのかということはそんなにはっきり書かれているわけではないが、

アジアやアフリカのバスについての


僕が訪ねた国は圧倒的に貧しいアジアやアフリカが多かった。こういった国の移動の足はもう気が滅入るぐらいバスである。線路を敷く資本力がない国々の輸送手段は、バスへバスへと流れるのである。道さえあればバスは走れる。いや道がなくても日本製の中古バスは走ってしまうのだ。

というあたりや、先進国を旅する場合の


僕は新聞社や出版社の編集部に右往左往を強いられるフリーランスのライターだから、金にはとんと縁がないのである。そういう人間が、困ったことに旅の中毒患者なわけで、年に二回、三回も旅に出ようと思えば、経費をこれでもかと削るしかない。そこでたどり着くのは、やはりバスなのである。豊かな国にも、もちろん貧しい人々は掃いて捨てるほどいるのである。そんな人にまざってバスターミナルの列に並び、十時間、二十時間と狭いシートに座り続けたのである。

というあたりに象徴されているようだ。
あえて表現すると「バスは、その国を象徴している」といったところだろうか。

この本の最初、「はじめに」の項で、筆者の下川裕治は、こんな風な呟きを記している。


五年ほど前からだろうか。僕は仕事で出向くたびの日々のなかに、ぽっかりと空いた一日をつくることを試みることにした。

僕の仕事はカメラマンと同行することが多い。彼らには悪いが、旅の最後の一日は自分の旅にあてようとした。・・・ようやく手に入れた秘密の一日ー。そんなときはまず、バス停か市内電車の駅に向かう。いままで乗ったことのない路線を選び、知らない町まで行ってみる。あてもなくひとつの角を曲がり、あの先にはなにがあるだろう・・・と進んでいく。僕は旅先ではよく歩くほうだが、二、三時間もするとさすがに疲れる。休みがてらにそば屋に入り、隣でおじさんが食べている麺を指さしてみる。夕暮れ時なら一杯のビールだろうか。


もう少し時間がとれれば、一泊二日の旅に出ることにしている。先日もバンコクの仕事が終わり、翌日の飛行機でラオスのビエンチャンに出かけた。


明日はバンコクに戻り、その翌日には東京に戻っているのだが、それまでの時間、アジアに身を任せることができれば、僕は少しだけアジアの空気を体に吹き込ませることができた。

そんな旅を何回か続けているうちに、僕自身への旅は、日本で働く人々にとっては、「アジアの週末旅」になることに気がついた。

第30次と第35次の南極観測隊で名料理人を務め、あの有名カメラマン、不肖・宮嶋氏の脳味噌にもしっかりと記憶の爪痕を残した、西村淳さんの「面白南極料理人」に続く第2作。

といっても、三度めの南極観測に赴いたわけではないので、「南極面白料理人」で書ききれなかった、様々なコボレ話といった感じで考えた方がよいだろう。

しかも、である。今度の本は、レシピ付き、さらには、一口メモのような「ポイント」までついている。


しかし、まあ南極観測隊の面々、ほかに楽しみといってよいものがないせいか、食欲や食へのこだわりの方も相当である。

例えばラーメンでも


南極での労働が彼らの体に少しでもカロリーを摂取するように要求したのか、普通の隊員で二杯、調子の良い人で三杯、「麺類命!」を自称する江尻隊長に至っては、三玉オーバーを毎食要求してきた。

といった具合のため、みるみる麺の在庫がつきて、自分達で麺打ちをする羽目になったり、

我々が当り前のように思っている「日本史」の常識を、根底から崩して新たな地平を見せてくれる、井沢元彦氏の「逆説の日本史」も文庫判がようやく戦国時代になってきた。




今まで、「怨霊信仰」や「言霊」の思想で、日本人である我々も気づかない、我々の意識の底にある行動原理を解き明かしてくれた「逆説の・・」が、今度は、戦国時代を題材にどんなキレ技をみせてくれるか楽しみになる。

収録は

琉球王国の興亡論ー「沖縄人」が築いた東アジア大貿易圏
海と倭寇の歴史編ーニセ倭寇を生み出した朝鮮民族の差別思想
戦国、この非日本的な時代編ー「和」の原理を崩壊させた実力主義
天下人の条件1 武田信玄の限界編ー戦国最強の騎馬軍団と経済政策
天下人乃条件2 織田信長の野望編ー「天下布武」と「平安楽土」の戦略

の5章。

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