で、そんな今、書店で思わず手にとったのが、本書である。
表紙は若そうな女性がでかい河か海で泳いでいる姿がどんと写っていて、「なんじゃこりゃ」と思ったのがきっかけだった。
女性の旅本の書き手といえば、私的には岸本葉子さんを一番にあげたくて、彼女のちょっと上品っぽいというかお嬢さんっぽい旅行記やら留学記が好きだったのだが、この本の作者、たかのてるこさんの語り口はちょっとそれとは違う。下品っぽいのだが猥雑ではない、チャラついているようで以外に根をはっている、そんな感じである。
収録は
TRAVEL アジア編
TRAVEL インド編
のふたつで、「アジア編」の方が、初めての海外旅行。それも当然,貧乏バックパッカー旅行。インド編が、その数年後の大学の卒業旅行である。
海外一人旅にでかける動機っていうのが、「自分を変える」というか「変わりたい」っていうところで、この辺はそんじょそこらの旅行記とあまり変わらないのだが、思わず笑ってしまうのが、一人海外旅に出ると決めた後、死ぬかもしれん、日本に帰ってこれへんかもしれん、と友人にやたらめったら電話をかけまくるあたり。
かけられた友人も、海外のおっかない話をわんさと喋ゃべくる、とんでもない友人だったりする。
